* フリースタイルカヤック | 高久 瞳

2022年 日本選手権大会

2022年4月17日、JCFカヌーフリースタイル日本選手権大会が山形県最上川で開催されました。
結果は

K1女子 1位 246.67ポイント
SQT女子 1位 558ポイント

二種目とも優勝することができました。
試合前の練習期間は、毎日がベスト水位と言われるコンディションで、波に乗っているだけでも楽しい理想的なビックウェーブでした。
初日から翌日に体力を残すことも忘れて漕ぎすぎてしまい、全身の筋肉痛と疲労が癒えないままにさらに漕ぎ続けてしまうという悪循環の中で迎えた試合当日。
果たしてボロボロになった身体は動くのだろうか!?

大会の朝には滞在期間でも一番の冷え込みとなり、ボートやウェア類全てが凍りついていました。
朝一にSQTの予選決勝だったので、寒さに負けないようにしっかりと着込んで挑みます。
前日の練習で現場に合わない持ち技を省いて、シンプルなルーティンに変更していたので、高得点は狙えない中でも出来る事をしっかり出した、納得のプレイが出来ました。

SQTの試合で身体があったまったので、K1でも動けるかもしれないと甘く見積もってしまったのが大失敗。
いざK1の本番が始まり1本目、2つ目の技に行こうとした仕掛けの方向が悪く、波に飲まれてフラッシュしてしまいます。
取り戻そうとした2本目、いつもなら角度をコントロールして打てる技もきまりません。
調子が出ないまま3本目を迎えようとしたその瞬間に奇跡が起きました!
なんと落合みつをさんが作詞作曲してくださった、フリースタイルカヤックのテーマ曲『アンタレスの叫び』をDJさんがサプライズで流してくれて、そのイントロを聴いた瞬間に身体が覚醒したようにスイッチが入り、波の中で体が動いてくれました!!
本物の応援歌とは身体の細胞が喜ぶものなのだと改めて感謝感激です。
本番中の流れでは若手のミキティが、2本目にいいライドをしていたので、体が動かなければ3本目も空回りしていた可能性が高かったと思いますが…曲を聴いてテンションが上がりライドもアゲアゲになったおかげで、逆転ライドで優勝することができました。
当日は応援のために東京から両親と、いわきから兄が、新潟からも大切な友人が駆けつけてくれました。
現場にいなくても遠くからエールを送ってくれた沢山の仲間たちの応援があって、初めて力を発揮できるのだと実感した試合でした。
愛のある皆様からたくさん心に響く応援を届けていただいたおかげで、楽しく思い出深い日本選手権となり、感謝しかありません。
今年も素晴らしい大会を開催して下さった関係者の方々、朝日町、SDSPORTSさん、運営に協力してくださった全ての皆様、ありがとうございました!!!


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* Result 過去の戦績

2014フリースタイル ワールドカップ総合優勝。女子K-1種目において第1位。史上初の金メダル獲得。
2019年 フリースタイル世界選手権優勝。女子K-1種目において第1位。史上初の金メダル獲得。

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