フリースタイルカヤック | 高久 瞳

* フリースタイルカヤック | 高久 瞳

2014年 | 世界チャンピオン/マックナスティへの道程
「その二:特訓」

さて一人で盛り上がり、どうしてもマックナスティがやりたくなってしまったワタシ。まず始めた内容とは…教わったことを反復練習です。
@後ろを向いて
A斜め前に重心をキープして
Bフネの先端に水が乗って立ち上がるまでひたすら待つ…?

最初はこの3ステップ、できる気がしません。。
@でフネを180°回すと、後ろを向いた状態で安定したポジションがとれず。すぐにスターンを喰われてしまいます。
Aではフネのエッジを360°スピンと反対に立てなければいけないのですが、身体が自然と逆の向きに重心を乗せてしまい、頑張って斜め前に重心を乗せてるつもりが全くのフラットに…ナチュラルスピンの連続です(涙)
Bはフネに水が乗った瞬間には堪えきれず横に倒れてしまいます。自分ではフネの立ち上がりを待ってるつもりでも、かなり早いタイミングで身体だけ先に飛び込んでいるようで動きが潰れてしまいます。

なんとなんと、いくらやっても導入部分でつまずいてしまう有様です。
バウを刺したい一心で頭が下がり、斜め前に重心を意識する余りボートが真横に倒れかけ、バウが立つ前に低い体勢で頭から勢いよくホールに突っ込むという…見るからに恐ろしい自殺マック(岩に当たる可能性のある浅いフィールドでの練習は本当に危険ですのでオススメしません)の出来上がりです、、、。これは先が長そうだ(泣)

しかし今までやった事のない動きなのだからとにかく言われた通りにやるしかない!そう心に決めてひたすら繰り返しました。課題は分かりやすく「バウが立つのを待てるように」1つのポイントに絞って、まだまだ待てる!まだ待てる! !?と自己暗示をかけて練習しました。

(その三:続特訓 へ続く)


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* フリースタイルカヤック体験記 | 海外でカヤック三昧の暮らし

* Result 過去の戦績

2014フリースタイル ワールドカップ総合優勝。女子K-1種目において第1位。史上初の金メダル獲得。
2019年 フリースタイル世界選手権優勝。女子K-1種目において第1位。史上初の金メダル獲得。

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